ダクトの汚れを放置すると危険! ダクトメンテナンスの重要性

皆さんこんにちは。

埼玉県八潮市を拠点に、茨城、栃木、群馬、千葉、東京などでダクト工事を手掛けている株式会社慶和空調です。


ダクトとは、建物の中で空調や換気、排煙のために設置される管のことです。配管が水やガスなど様々なものを運ぶのに対して、ダクトは空気を運ぶことを目的としています。


ダクトの中は通常見えないため汚れに気づきにくく、また、気体が通るだけなので「あまり汚れていないのでは」と思われる方もいらっしゃいます。しかし、稼働させていれば必ず汚れは溜まっていきます。メンテナンスをせずに放置していると、いろいろな問題が発生してしまうのです。


そこで今回は、ダクトの汚れや清掃方法についてご紹介します。




■ダクトの汚れを放置すると起こる5つの危険


ダクトのメンテナンスを怠ると、思いがけないトラブルや弊害が起きてしまいます。




1.ダクトの機能低下

ダクト内に汚れが溜まると、吸排気の機能が低下してしまいます。無駄な電気代もかかるようになり、ダクト本体の劣化も進みます。



2.衛生上のトラブル

汚れたダクトにはカビや細菌、ゴキブリなどが増殖し、衛生上の問題が出てきます。病院では院内感染を引き起こす原因になることも。ホコリやチリが運ばれることにより、喘息やアレルギー性肺炎などの健康障害を起こす危険性もあります。



3.室内環境の悪化

ダクト内に汚れが蓄積することで排煙能力が著しく低下すると、店内に嫌な臭いが染みついたり、煙が充満したりします。また、ダクト内に溜まった汚れから悪臭が発生し、排煙口からの臭いや汚れがトラブルになることもあるので注意が必要です。



4.異物混入の危険

ダクトの汚れが工場の製品に混入してしまったり、精密機器が故障したりするケースもあります。飲食店で食材や料理に汚れが混入した場合、食中毒に繋がる危険性も考えられます。



5.火災の恐れ

飲食店ではダクトの中に油汚れが溜まっており、煙と一緒に火の粉が吸い込まれると、油に引火して火事になることがあります。ダクト内で発火すると、ダクト全体に一瞬で燃え広がってしまいます。工場でも、溶接時の火花などが油汚れに引火することがあるのです。





■蓄積した汚れもきれいに!ダクトの清掃方法


汚れを放置せず、定期的にメンテナンスや清掃をすることが大切です。ダクトの清掃方法にはいくつか種類がありますが、その中でも多く採用されることの多い工法について、ご紹介します。



・ダクトビート工法

ダクトビート工法は、工場で使われている大口径のダクトの清掃などに用いられます。


専用の機械を使い、ダクトの内側に溜まったゴミやほこりを大型の掃除機のように吸い出してきれいにしていきます。清掃に使われるホースは長く大きいため、工場の稼働時間外に行う必要があります。



・ダストストリーム工法

ダストストリーム工法は、マンションや戸建て住宅など、小口径のダクトを清掃する際に使われる方法です。


最初に室外の換気口に集塵機(しゅうじんき)をセットし、室内側から専用ブラシを使ってダクト内の汚れをかき落とします。こびりついた汚れをブラシでダクトから剥がし、集塵機で吸引していくので、確実にチリやホコリを取り除くことができます。



・厨房ダクトの清掃

ご家庭の換気扇やレンジフードでも、ガンコな油汚れは掃除をするのに一苦労しますよね。飲食店のダクトには、さらに多くの油汚れが蓄積しています。


油が溜まったダクトは、ダストストリーム工法を使いながら、固まった油をヘラでかき出したり、薬剤を使ったりしてきれいにしていきます。汚れの状況によっては高圧洗浄をすることもあります。


厨房ダクトの清掃は、お店の衛生管理やお客さまが安心して過ごすためにとても大事なことなのです。





■快適な環境を守る!ダクトの施工・メンテナンス


ダクトは清掃やメンテナンスを定期的に行うことで、正常に稼働できるようになります。マンションや工場、飲食店など、あらゆる場所の環境が快適に保たれるためには、ダクトは欠かせない重要な存在なのです。



埼玉県八潮市の慶和空調では、あらゆる建物で必要となるダクトの施工からメンテナンスまで幅広く対応しています。現在、経験・未経験問わず、一緒に働く仲間を募集しています。ダクト工事に興味を持たれた方やダクトの職人としてキャリアを築いていきたい方は、お気軽に慶和空調までご応募ください。



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